2024-01-01から1年間の記事一覧
歌集『遠い感』批評会、2024年8月11日(山の日)開催。パネリストは大松達知、石川美南、石井僚一、遠藤由季の四名。「かりん」の諸先輩方の助言を大いに参考し、発表を依頼する。会場は80席、満員。会場狭し。 歌集の批評会は何のためにやるのかとい…
感情がなんだか遠いな、と、郡司和斗の歌を読んでいると時々思う。感情を吐露することは歌を作る動機のもっとも大きなひとつになりうるものだが、郡司はあまりそれに執着しない。若く、瑞々しい感性を持っている(と言われがちな年代だ)のに、少し珍しいな…
一人だけの民族みたいはなびらをひたいにつけて踊るあなたは 挙げた歌は本歌集『遠い感』の巻頭歌である。私は花見の席で踊っていた「あなた」の額に、降ってきた桜の花弁が貼りついたのを想像する。そう考えると楽しそうな場面であるが、「ひとりだけの民族…